連載 マークアップ言語Re:VIEW入門(2)「IT」

Re:VIEW を Oracle VM VirtualBox にインストールする

株式会社エルデ 土屋勝

 ワンソース・マルチユースのマークアップ言語 Re:VIEW ですが、Linux/UNIX の fork( )メソッドを利用しているため、Windows ではそのまま動かすことができません。Re:VIEW を使うためには

(1) PC に Linux をインストールし、Linux で起動する
(2) Windows に Linux 仮想マシンをセットし、その中で使う
(3) Windows に Cygwin をインストールし、その中で使う

のいずれかの方法が必要になります。

一番簡単なのは(1)の Linux マシンで使うことです。Linux は、Debian や Ubuntu、CentOS などさまざまなディストリビューションが用意されています。Linux ではないけれど FreeBSD など UNIX 系の OS でも(たぶん)大丈夫でしょう。
これらのインストールパッケージをダウンロードし、ちょっと古い PC とか、今使っている WindowsPC にデュアルブートでインストールし、さらに TeX、Re:VIEW などを入れればできあがりです。

(2)はOracle VM VirtualBox、VMWare Workstation など Windows に仮想環境を構築するソフトを使い、その中で Linux、TeX、Re:VIEW などを動かします。VirtualBox、VMWare Workstation はいずれも無償です。Windows からは一つのアプリケーションとして見え、マウス操作だけで自由に操作対象を切り替えることができます。いったん環境さえ作ってしまえば非常に便利ですが、Windows と仮想マシンとのファイル共有のところでちょっと手間取りました。

(3)は Windows 上で UNIX 互換環境を提供する Cygwin をインストールし、その中で TeX や Re:VIEW を動かすという方法です。Linux などをインストールする必要はありません。Windows アプリケーションの一つとして Cygwin ターミナルを起動し、その中で操作を行います。Windows のコマンドプロンプトのような感じです。ただ、TeX や Re:VIEW の環境設定がなかなかうまくいかず苦労しています。

うまく行ったら記事を書くということで、今回は VirtualBox を使った方法を解説しましょう。

 

VM VirtualBox をインストールする

まずは Oracle の VM VirtualBox ページ

http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/virtualbox/downloads/index.html?ssSourceSiteId=otnjp

から VM VirtualBox のインストーラをダウンロードします。Platform というのが大元の OS の種類で、Windows 上で動かすのであれば Windows (32-bit/64-bit)用の VirtualBox-4.3.12-93733-Win.exe を選びます。

インストーラをクリックして起動します。基本的にすべて[Next]をクリックしていけば良いでしょう。

vm_install01
インストーラをクリックしてVirtualBoxのインストールを始める

vm_install07

VirtualBoxのインストールが完了

 

スタートメニューから Oracle VM VirtualBox をクリックして VirtualBox を起動します。まだ何も仮想マシンが設定されていない状態です。

 

review インストールイメージを使う

通常ならば[新規]をクリックして、OS の種類を選んで・・・とやっていくのですが、今回は Re:VIEW エヴァンジェリストの武藤さんが Debian、LaTeX、Re:VIEW を一発でインストールできるイメージファイルを用意してくれました。

http://d.kmuto.jp/20130811.html

から review-71-20130811.ova をダウンロードしてください。これを VirtualBox マネージャーの[ファイル][仮想アプライアンスのインストール]から読み込みます。

 

vm_install11

[ファイル]メニューの[仮想アプライアンスのインストール]を選ぶ

vm_install09

ダウンロードしたreview-71-20130811.ovaを指定する

virtualbox04

「DSFG(Debian Free Software Guidelines)-Free」ライセンスに[同意する]をクリック

 

review 環境を起動する

インストールが済めば VirtualBox マネージャーに「review」という項目が登録されます。このアイコンをダブルクリックすれば Re:VIEW 環境が起動します。

vm_install10

VirtualBox マネージャーに review が登録された

 最初に起動する Debian のモードを選ぶメニューが表示されます。上の通常モードを選ぶか、数秒放置しておけば Debian が起動します。

login

Debian のログイン画面が表示された

 login に対して「review」、パスワードに対しても同じく「review」と入力すればDebian の Re:VIEW 実行画面です。

debian

Linuxの世界へようこそ

(次回に続く)