賢者の石の作り方、競売に!「時事」

賢者の石の作り方、競売に!

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サザビーズのオークションのページ

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金属を黄金に変え、持っている人に永遠の命を与える! という賢者の石(philosopher’s stone)。英国の著名なファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズでも有名になった、あの魔法の石の作り方が書かれている本が、英国のオークション「サザビー」で40,000ポンドの価格で7月15日に売り出されたそうです。この作り方を知っていれば、ヴォルデモートもハリーを襲わなかったのでは?

 賢者の石の作り方は、17世紀初頭に作られた魔法に関する約60の論文のコレクションの一部で、この石を作るための67のステップが記述されています。また「レッドストーン(Red Stone)」と呼ばれる、石を作成する方法について描かれたカラフルな図面集も含まれています。

 この写本は、英国のノーサンバランド公爵のコレクションのひとつで、公爵が住んでいるアニック城(Alnwick Castle)に保管されていました。そしてちょっとビックリする符合があります。実は、『ハリー・ポッターと賢者の石』のいくつかのシーンの撮影もこのアニック城で行われたのです! ファンの方は覚えてらっしゃるかもしれませんね、主人公のハリー・ポッターが、ホグワーツ校で初めてホウキの乗り方を覚え、クィディッチでホウキの操縦技術をみんなに見せて驚かせたシーンの撮影が行われたところです。現在のアニック城は、いくつかの部屋が公開されており、城が建てられた中世の様子をかいま見ることができます。また結婚式も行えるようです。

 このなんともいえない符合を持った競売品は、サザビーズ写本等の専門家、ガブリエル・ヒートンによれば「賢者の石とレッドストーンは錬金術の世界では、ひとつの由緒あるゴールと言えるでしょう。このような内容の写本が、公の競売に登場するのはたいへん珍しいのです」とのこと。最終的には、50,000ポンド(約867万円)で競り落とされたようです。全てを黄金に変えてくれるなら安い買い物かも?! なおノーサンバランド公爵は、コレクションの競売で得た資金で領地を修復する予定とのことです。

えひらビルマガジン:編集:簗 尚志