「格安」モバ、続々登場!「IT」

安い端末、サービスが続々登場

えひらビルマガジン編集部 簗 尚志

 楽天、Amazon、ドン・キホーテ。この3社に共通することは何か?

 楽天とAmazonは、オンラインショッピングのライバル同士だが、ドン・キホーテは店舗がメインのはず。安売りが共通?

 いえいえ実はこの3社は「最近、極安のモバイル端末を発表・発売した」会社なのです。

rakuten

楽天モバイル推奨の端末:台湾ASUSの ZenFone 5

 楽天=>楽天モバイル:新たに始めた楽天名義の格安SIMサービス。楽天のメッセージは「例えば、月額料金6,500円が、2,200円に!」とのこと。これは大手キャリアの通話定額プラン6,500円が、楽天電話を利用すれば、ほぼ2,200円で治まるという想定。通話は楽天電話で月に30分利用したとしている。端末も同時に販売しており、台湾ASUSの ZenFone 5(26,400円、税別)という比較的高性能な端末で、同社のLTEを使える格安SIMと一緒に使うようメッセージしている。

kindle

Fire HD 6タブレット(同社のホームページより)

 Amazon=>Fire HD 6 タブレット:Fire Phoneはこけた感じだが、Fireタブレットはそこそこの人気を持つ。この人気をさらに加速させるために、6インチとコンパクトながら、11,800円(税別)の低価格タブレットを登場させた。すでに100名近いレビューがあり、★は3つプラスぐらい。Amazonには厳しいユーザーが多いので、まずまずといったところか。「持ち運びとコスト重視の方にはおすすめ」というレビューに「参考になった」という意見が70人近くありました。

donnki

ドン・キホーテのカンタンPad

 ドン・キホーテ=>「カンタンPad」。7インチ、Android 4.4搭載で5980円(税別)という衝撃価格のタブレット。これは他社製品をドンキで扱う、ということではなく、ドン・キホーテの自社製品として販売するということ。つまりサポートは同社が実施する予定で「昼12時から夜12時まで年中無休で、家電に関する困ったことにお答えする家電の専門家「家電ソムリエ」を設けていますので、安心してお使いいただけます。」(同社リリース原文ママ)とのこと。性能的には一世代前という感じだが、Mini HDMI ケーブルが付属しており、すぐにテレビと併用できるとアピールしている(HDMI ケーブルだけでも1,000円!、というアピールもしている)。

u-mobile

 さらに本記事作成中に、U-mobileが「LTE使い放題プラン」月々2,480円(税別)を発表! 月々の最大利用量が7GBという設定が多い中、太っ腹の「使い放題」。通話付きのタイプでも、月々2,980円(税別)となかなかの勝負価格だ(※)。今後格安SIMは、このU-mobile のサービスを中心に、価格が変動する可能性が大といえよう。

 イオンの格安スマホから始まった、格安モバイル端末、サービスの流れは、年末を迎えますます加速されそうな勢いだ。スマホやタブレットは1人1、2台は当たり前、さらには1部屋1台もあり?! な感じ。

※通話の料金は、20円/30秒。