米軍府中基地跡地(東京都府中市浅間町)に国立医薬品食品衛生研究所(以下「国立衛生研」と言う)が移転・建設されようとしています。計画によれば、2009年度中に工事着工、2013年度に移転が予定されています。
新施設には、Q熱リケッチアなど、伝染性の強い病原菌などの実験を行うP3実験室が設置されることになっています。国立衛生研はP3実験室は安全であり、周辺住民に影響を及ぼす恐れはないと言っています。しかし、本当にそうなのでしょうか。
「絶対安全」と言って来た原子力発電所で放射能漏れ事故が相次いだように、P3実験室からも病原菌が外に漏れる「バイオハザード」の可能性があります。さらに、予定地の隣は米軍通信施設、南側には航空自衛隊基地が。テロの目標にならないのでしょうか?
府中基地跡地に残る巨大アンテナ |
予定地のすぐ隣は自衛隊基地 |
2011年6月25日、衛生研問題を考える会は報告会を開きました。
当日は民主党市議会議員の西宮幸一さん、社民党市議会議員の村崎啓二さんから市議会の状況について報告があり、衛生研問題を考える会代表の野上より署名提出およびその後の活動報告がなされました。
特別報告として国立感染症研究所 元主任研究官の新井秀雄さんから『衛生研の回答に対する批判』、竹見智恵子さんから『震災から見えてみたもの~自衛隊NBC部隊』の講演が行われました。
衛生研問題については、野口市長、市議会も移転反対で一致しており、現時点では移転凍結という状態になっています。ただ、衛生研側は20年以上前の閣議決定を楯に移転をあくまでも主張しており、いつ移転計画が再稼働するかもしれません。移転計画の白紙撤回実現まで、粘り強い運動を続けていきましょう。